金島 桂華 Keika KANASHIMA 1892~1974
明治25年(1892)6月25日広島県生まれ。本名は政太。大阪に出て、西家桂州に手ほどきを受け、のち平井直水に師事する。明治44年竹内栖鳳の画塾に入塾する。大正7年第12回文展に『叢』で初入選。大正12年日本美術展に『花鳥図』で日展賞を受賞。大正14年第6回帝展に『芥子』で特選。昭和2年第8回、昭和3年第9回帝展で連続特選、昭和4年帝展推薦となる。昭和5年京都市立美術工芸学校教諭となる。九名会展、春虹会展、海外日本画展に出品を重ねる。昭和28年第3回芸能選奨文部大臣賞を受賞。昭和29年第10回日本芸術院賞を受賞。昭和34年日本芸術院会員となる。徹底した写実に立脚しつつ、新しい感覚と豊な色彩による、格調高い花鳥作品に挑み続けた。また画塾「衣笠会」を主宰し、後進の指導にも尽力する。日展理事・顧問、京都市文化功労者。昭和49年(1974)9月京都で歿、82歳。
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